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連日の猛暑日が続きますね。
本日も甲府では最高気温38度の予報が出ているほどです。
さて、夏場に比較的よくあるトラブルとして、封水切れがあります。
封水とはシンク(流し台)やトイレ、洗面台などの排水管内にトラップとして溜めておく水のことです。
S字に曲がっている排水管内に水が溜まり、水で形成された栓で、害虫や配管を通じて室内に侵入していくる臭気を遮断する役割があります。
この封水ですが、封水切れになると室内に害虫や臭気が侵入してくるので注意が必要。
普段の生活では日常的に水を流しているので、封水切れはまず起こりません。
しかし、1ヵ月以上の長期間の不在や、入居者退去後の空室期間が長引いたりすると、水の使用がストップするため、封水切れを起こします。
封水は自然蒸発をしているので、特に夏場の空室は要注意。
以前、夏の蒸し暑い日に、とある長期空室の物件を内見したことがありますが、室内はなんともいえない臭気がたちこめ、チョウバエといわれる害虫が侵入しており、大量の死骸が床に散乱していました…。
よく調べてみると、トイレの水が乾ききっており、浴槽や流し台からもチョウバエが侵入。
これは明らかに封水切れを起こしているのが原因と一目で分かりましたね。
退去後にクリーニングや補修をしていたようですが、これではせっかくの苦労が水の泡。
内見されたお客様はこの状況を見て、即玄関を出られたのは言うまでもありません。
当社ではオーナー様から預った物件の中で、稼働していない空室物件に対し、定期的な室内チェックをすることで、この封水切れを防いでいます。
※そのため、空室中の電気や水道はオーナー様名義で契約を継続していただく必要がありますが。
部屋の換気はもちろんのこと、各配水系の封水チェックは必須と言えますね。
意外にも他の修繕箇所や気になる箇所が見つかったりすることもあり、今ではこの定期的な封水チェックは無くてはならない業務のひとつとなっています。
地味な作業ですが、トラブル防止の為にも定期的なチェックをおすすめします。
更新日時 : 2016年08月08日 | この記事へのリンク :