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先日書いた「都市政策と歌舞伎町」の続き(防災編)です。
都知事選も終盤に差し掛かり、連日様々な優勢劣勢の報道がされています。
また、最近は茨城県近辺での地震活動が活発になっており、都民の間でも防災に対する意識が一層高まっているといえます。
特に主要3名といわれる候補者の防災政策を抜粋してみました。
※他18名の都市政策も拝見しております。
★鳥越俊太郎氏
・耐震化・不燃化の促進、帰宅困難者対策で災害に強い東京をつくる。
★増田寛也氏
・大災害の不安を解消し、安全に守られる東京の実現。
・整備が足踏みしている木造住宅密集地域の不燃化、耐震化をスピードアップし、いつ発生するか分からない大震災からの不安を解消。
★小池百合子氏
・住宅の耐震化・不燃化を2020年までに加速させる。
・都道の電柱ゼロ化、技術開発を支援する。
・災害時にも使える乳児用液体ミルクの普及を図る。
主要3候補共、建物の耐震化・不燃化で一致。
細かい違いはあれど、防災に対する基本的な考えは同じ方向性とみていいでしょう。
しかしながら、先ごろの熊本地震において、被災地を訪れ支援したのは小池氏のみ。
※フィンランド大使館・東京の公式サイトにその模様が掲載されています。
鳥越氏、増田氏の両名はいまだ被災地熊本を訪れておりません。
防災に関しては小池氏が一歩リードでしょうか。
今年4月の新宿ゴールデン街での火災はあわや大惨事となる事件でした。
古い木造建物が密集し、消防車が侵入できない狭い私道しかないというこのエリアは、事件から数ヶ月経った今もその爪痕と不安が残っています。
多くの外国人観光客が訪れる観光スポットでもあるため、新都知事誕生後は防災面で何らかのテコ入れがあるはずです。
建物の耐震化は現実的に難しいため、せめて消防車だけでも通れるような道の拡張が必要ですね。
※脇にある遊歩道を緊急時に車両通行できるように整備すれば良いと思うのですが…。
また、電柱ゼロ化を聞くまでは、まったく意識をしませんでしたが、歌舞伎町2丁目周辺は電柱だらけで、火災や災害の際に影響が出てきそうです。
※歌舞伎町1丁目には電柱はありません。無電柱化に成功した、ということでしょうか?
これだけ飲食店が密集しているエリアですから、どんなに気を付けていても、どうしても不慮の火事などは起こってしまいます。
被害を最小限に食い止められるよう、最善の対策をしてほしいものです。
更新日時 : 2016年07月27日 | この記事へのリンク :