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最近、マンションの廃虚化に関する取材を受けることが多くなった。
この問題、今後はさらに世の中の関心を高めていくことと予想される。
なぜなら、老朽化するマンションが増えることはあっても、減ることはないからである。
つまり、時間を経るにつれてこの問題は深刻化する。
※引用元:夕刊フジより
最新の著書も好評な榊淳司さんの記事です。
正式タイトルの冒頭に「建物と住人…2つの老化問題」とあり、記事の頭書にもあるように今後のマンション問題の核となっていくポイントを解説されています。
>老朽化するマンションが増えることはあっても、減ることはないからである。
この一文は覚えていて損はないと思います。
そして現状では避けては通れず、またこれといった解決策も見当たらないようにも感じます。
>大半の区分所有者が、老朽化とともに自らも老いていく
一部のお金持ちは物件が古くなれば売却し、新しい住まいへ引っ越せばいいのですが、一般的な区分所有者にはそれがでできません。
そんな金銭的余裕がないからです。
著者は住人の高齢化による建物のメンテナンス・大規模修繕実施の難しさを訴え、またそれに伴う管理組合の重要性を説いています。
修繕積立金が回収できず、建物のメンテナンスが遅れ、将来の資産となるはずだったマンションが廃墟化していく。
これは決して他人事ではありません。
空き家問題と並行した社会問題となることは間違いないでしょう。
更新日時 : 2017年07月11日 | この記事へのリンク :