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新宿区は、5月下旬に開催された有識者らが参加する新宿区民泊問題対応検討会議で民泊に関する苦情件数が2016年度に246件寄せられたことを明らかにした。
2015年度の民泊苦情件数は95件で1年間で2.5倍近く増えたことになる。月間の平均苦情件数では2015年度が約7.9件であったが2016年度は約20.5件とハイペースで推移しており、2017年4月の速報値は40件で、2017年度は苦情件数のペースをさらに加速しているようだ。
※引用元:airstairより
40件の苦情件数を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、いずれにしてもホテルや旅館ではこのような苦情はないということを念頭に入れておかなければなりません。
先日も地元のとあるマンションの脇の鉄柵前で、大きな荷物を抱えた複数の外国人観光客が何かをしているのを目撃しました。
鉄柵にはキーボックスが取り付けられており、番号を合わせてカギを取り出していました。
そうです、このマンション内の民泊に泊まるためのカギでした。
私が住むこの地域は特区などに該当する地域ではないため、旅館業法の許可を得ていない民泊は違法です。
この地域で旅館業法の許可を得た民泊は、戸建を改装した1件のみとなっているため、このマンション民泊はヤミ民泊になります。
こういったヤミ民泊が苦情の元となっているのは明白で、それを仲介する業者のモラルも問われます。
>新宿区が策定する「都市型民泊に関する適正なルール」は今後、全国の主要都市におけるモデルケースとなる可能性が高く目が離せない。
おそらく大変厳しい条例になるのではないでしょうか。
そうなるとせっかく改正した民泊新法もあまり意味を持たないことになりかねません。
利用する側に罪はありませんが、部屋を提供するホスト、それを仲介する業者のモラルを正さない限り、世間に民泊が受け入れられるにはまだまだ時間がかかりそうな気がします。
更新日時 : 2017年06月18日 | この記事へのリンク :