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多くの人が「所有しない」ことを選び始めている中、総務省の調査で興味深いデータがあります。
『平成20年住宅・土地統計調査』と、『平成25年住宅・土地統計調査』の比較です。
東京都のデータで、年収1000万円以上の世帯のうち、賃貸を選んでいるのは、平成20年の段階で約21%。これが平成25年には約22%と増加しているのです。
高額所得者層の2割以上が、「あえて賃貸」を選んでいるといえます。
※引用元:JB PRESSより
引用元の記事を最初から読んでいただくとわかるのですが、自分にも当てはまることが多いと感じます。
※もちろん年収以外の点ですよ。
所有するから共有する。
例えば車などがそうです。
地方住まいなら生活の足として車所有は必須だと思いますが、都心のマンション住まいで車は必要かと考えると「不要」という選択肢が有力になってきます。
週平均の利用数、ガソリン代、自動車税、駐車場代…所有することで発生するコストと利用するメリットを比べたら一目瞭然。
私はこのことに10年以上前に気付き、車を処分しました。
今ではたまにタクシーを利用する程度。
おかげで余計な出費から解放されました。
>賃貸なら、マンションを買うなどすると発生する固定資産税や都市計画税の支払いから解放されます。経済的な合理性があります。さらに、マンションを買ったあとにつきまとう面倒さも避けられます。
>マンションを買えば、マンション管理組合の一員として、ときには理事になる義務を果たさなければならないかもしれません。これは多くの人にとって、面倒と思わせるものです。
人によって価値観は様々ですので、こういった考え方が正しいとは言えませんが、若い世代で車が売れない、バイクが売れないというニュースを聞くたび、若年層の所有に対する意識が変わってきているのは間違いないと思います。
記事に出てくる都心賃貸暮らし、30代で年収1000万円を超えるAさんは「賃貸である限り、いつでも出て行ける自由さがあり、管理組合の面倒さや欠陥マンションであっても自分には関係ないと思える」と話します。
たしかに賃貸であれば、設備が陳腐化したと感じれば新築物件に引っ越せばいいだけですし、マンション内で何か問題(例えば、他の部屋で事故物件が発生してしまったなど)が起こっても同じような対応をすれば解決しますが、所有となるとほとんどの方はローンが残っていますし、容易に引っ越しなどはできません。
また、最近の待機児童問題などにからみ、もっと育児が充実した住みやすい街へ引っ越すという現象も起こっています。
23区内で一番の人口増加率を誇る千代田区への子育てファミリーの流入などが良い例ですね。
実は「子育てしやすい街」? 東京一めざす千代田区
単身者向けのマンション、アパートは供給過多となっていますが、逆にファミリー向けの物件は少ないのが実情です。
今後はこういったファミリー向け賃貸物件の需要が増えてくるのではないでしょうか。
更新日時 : 2017年06月03日 | この記事へのリンク :