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マンションの部屋で声優養成所の練習が行われ、平穏な生活を営む権利が侵害されたとして、住民3人が大手声優事務所「青二プロダクション」を相手取り、レッスンの差し止めを求める訴訟を大阪地裁に起こした。
1日に第1回口頭弁論があり、青二プロ側は「発声練習は日常生活音のレベル」として請求棄却を求めた。
※引用元:朝日新聞より
分譲マンションは住居だけではなく、事務所やネイルサロンなどの店舗が入居しているケースは珍しくありません。
業種が混合していると色々な問題が出てくることがありますが、今回の訴訟原因は「音」。
>「青二塾大阪校」の練習場や事務所が4室に入居。そのうち2室は練習場になっており、土日に発声や演技などの練習があり、騒音や振動に悩まされているという。
当然、声優養成所ですので発声練習はありますし、そういったレッスンが行われることは入居前に了承済だと思うのですが、詳細がわからないだけに断定的なことは言えません。
業種は違いますが、入居後に発生練習を伴うテナントを仲介した経験があります。
申込前に発生練習に関する相談を受けていたので、貸主側も事前了承の上で契約しましたが、結構な音量になることは相談者から伺っていました。
その音量が他の階層にどの程度影響が出るものなのか想定し難いところではありましたが、そこは入念な打ち合わせや対策を講じることで解決。
現時点で苦情その他のトラブルには至っていません。
ただ、この場合はマンションではなく商業ビルでのケースですので、今回の訴訟とはそもそもの状況が違います。
音に関するトラブルは、マンションやアパートで起こることがほとんどで、苦情に占める割合は最上位といっても過言ではありません。
そして、人によって音に対するとらえ方、感じ方は様々ですので、解決が難しい要因のひとつでもあります。
今回、訴訟にまで至ってしまいましたが、まだお互いが歩み寄れる機会があるはず。
なんとか穏便に解決してほしいことを願うばかりです。
更新日時 : 2017年02月02日 | この記事へのリンク :