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(株)うちナビ(TDB企業コード987766249、東京都渋谷区道玄坂2-11-1、代表角南圭氏、従業員140名)は、10月12日に東京地裁へ準自己破産を申請、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。
申請代理人は、井上裕史弁護士(東京都千代田区内幸町1-1-7、弁護士法人関西法律特許事務所東京事務所、電話03-3539-5161)ほか2名。
破産管財人は、岩崎晃弁護士(東京都中央区八丁堀4-1-3、岩崎法律事務所、電話03-6222-7231)。
「うちナビ」は、1995年(平成7年)11月に設立された不動産賃貸仲介業者。
都内の主要駅近辺を中心に直営店「うちナビ」約20店舗を展開するほか、賃貸物件検索サイト「うちナビ」を運営していた。
取扱い物件は単身者用アパートからファミリー向けマンションまで居住用物件が大半を占め、特に20~30代の学生・社会人を主要ターゲットとして大企業、大学生協などとの法人契約を重視、賃貸仲介業務を行っていた。
首都圏での店舗網拡充を進めるとともに、2013年秋に大阪梅田と福岡、2015年春には横浜へ直営店を出店して営業エリアを拡大、2015年3月期には年収入高約10億円を計上していた。
しかし、累積損失を抱えつつ、多額の先行投資を要する多店舗展開を短期間に進めたことで財務面は脆弱であり、株式公開を目指してベンチャー・キャピタルからの増資なども実施していたものの必要な事業基盤や社内体制を整えることが出来なかった。
女性タレントを起用したTVCMなどの広告宣伝費や店舗増加に伴う人件費の上昇もあって、昨年以降は資金繰りが悪化。
店舗閉鎖などリストラを進めていたが業況は改善せず、今夏には代表の動静が注目されるようになっていた。
10月12日に営業活動を停止、当社役員の申し立てにより、今回の措置となった。
負債は2016年3月期末で約7億1300万円。
※ヤフーニュースより
衝撃的なニュースが飛び込んできました。
あの「うちナビ」さんが破産です…。
つい先日も新宿店の店舗前を通ったばかりなので、驚きしかありませんでした。
当社と「うちナビ」さんは直接的な取引はありませんでしたが、過去に何度か物件の問い合わせをいただいていました。
それだけに非常に残念な気持ちです。
気になるのは従業員の今後の身の振り方。
そして、恐らく契約途中の案件もあったでしょう。
管理していた物件もあったはず。
金銭的な清算もさることながら、このあたりの事案はなるべく優先的に解決してほしいと思います。
当社は小さな会社ですので、タレントを使ったCMは流せないですし、派手な広告も打てません。
ただコツコツと一つ一つの案件を丁寧に扱って、お客様や大家様から信用・信頼を得ることだけに専念するのみです。
決して他人事とは思えないこのニュース。
身を引き締めて、今後より一層仕事に精進していきたいと思います。
更新日時 : 2016年10月13日 | この記事へのリンク :